私たちの思いを伝え、子どもたちのいのちを守っていきたい
~「子どもたちを放射能から守る大阪ネットワーク」結成宣言~
3月11日の「福島原発の人災事故」以来、私たちが生きている社会の危うさは、これまで以上にハッキリとしてきました。
短時日で高濃度の放射能汚染の広がりを止められたチェルノブイリと異なり、恒常的に放射能が漏れ続けている現在の日本の政策を、世界中が注目しています。
チェルノブイリでの原発事故においては、子どもや女性を優先した住民の避難が広範囲に行われたにも関わらず、現在の日本政府は福島県内の定められた地域以外からの避難は認めておらず、その他の地域における放射能被害は軽微だとしています。
文部科学省や厚生労働省,農林水産省が暫定的に定めている基準や判断は、福島県の20ミリシーベルト問題に象徴的なように、“いのちを守る”ことを前提としていません。
自治体の政策や学校園での取り扱いも、基本的には国の方針に従っており、私たちの不安や要望に応える状況にはなっていません。
だからこそ「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」のように、私たち一人一人の思いを訴えていくことでしか、私たちのいのちは守れないのです。
子どもたちをはじめ、すべてのいのちを守る大阪をめざして、私たちは「子どもたちを放射能から守る大阪ネットワーク」を結成します。
2011年6月29日
子どもたちを放射能から守る大阪ネットワーク
(子ども大阪ネット)